第三の時間
先日ZEROPODオーナーと飲んだとき、その方にZEROPODには第三の時間が流れてると言われた。その方によると、普段我々は二つの時間の間で暮らしているとのこと。
第一の時間、未来への投資としての時間、例えば秋の収穫の為に種を蒔き植物を育てるような未来の為に現在を使う時間。第二の時間は収穫祭のような、収穫を食べて楽しむ「遊び」の時間。そして、その方がいう第三の時間とは、「未来の為の時間」でもなく「必要な欲求を満たす時間」でもなく、「ただ自然の中にいること」を楽しむ時間だというのだ。
例えて言えば食後のライオンがなにもせず、ただ草原で寝そべっているような時間。これが人間なら将来もっと餌を取れるように筋トレとかしちゃうんだが、彼らはそんなことはしない。ただ、腹が減るまでゴロゴロと「今」を楽しんでいるようにも見える。ZEROPODの中でゴロゴロしたり、のんびりと過ごす時間は、「未来の為の時間」でもなく「遊びの時間」でもない。ただ「自然の中にいるだけ」の第三の時間。現代人にはこういう時間が不足していると言われた。うまく言語化できないけど、感覚的に納得した。第三の時間って概念、面白いと思わない?