いいアイデアは、机に向かっているときだけ出てくるわけではありません。
電車に乗っているとき。
人と話しているとき。
昼食を食べているとき。
歩いているとき。
まったく関係のないことをしているときに、突然、
「あ、これだ」
と思うことがあります。
問題は、その後です。
あとで書こう。
覚えておこう。
そう思っていたのに、しばらくすると忘れている。
あれほど「いい」と思ったのに、何を考えていたのかさえ思い出せない。
だから、アイデアをよく思いつく人に必要なのは、高価なノートではなく、
思いついた瞬間に書ける環境
なのかもしれません。
アイデアは「あとで書こう」と思った瞬間に逃げていく
仕事をしていると、小さなアイデアが突然浮かぶことがあります。
新しい企画。
文章のタイトル。
人に伝えたいこと。
仕事の改善方法。
買っておきたいもの。
週末にやりたいこと。
その瞬間は、かなり鮮明です。
だから、
「これくらいなら覚えているだろう」
と思います。
ところが、別の仕事を始める。
電話がかかってくる。
誰かと話す。
メールを見る。
すると、さっきまで頭の中にあったものが消えてしまいます。
人の記憶は、メモ帳ではありません。
だからこそ、
覚えるのではなく、外に出しておく。
そのための道具がメモです。
スマートフォンだけでは書きにくいこともある
もちろん、今はスマートフォンがあります。
メモアプリを開けば文章を書けます。
音声でも残せます。
写真も撮れます。
非常に便利です。
それでも、紙の方が使いやすい場面があります。
例えば、簡単な図。
丸を描く。
矢印を引く。
言葉と線をつなぐ。
数字を書きながら計算する。
紙なら、決まった形式がありません。
頭の中にあるものを、そのまま手の動きで外へ出せる。
アイデアを整理する段階では、この自由さが便利です。
持ち歩くメモは、きれいでなくていい
メモを取るというと、きれいなノートを想像するかもしれません。
日付を書く。
タイトルを書く。
文字を揃える。
後から読み返せるように整理する。
もちろん、それも一つの方法です。
でも、アイデアを捕まえるためのメモなら、もっと雑で構いません。
単語だけ。
数字だけ。
丸と矢印だけ。
自分にしか分からない言葉でもいい。
大切なのは、
きれいに残すことではなく、消える前に書くこと。
整理は後からできます。
「持っている」だけではなく「すぐ使える」こと
メモ帳をバッグに入れている。
でも、バッグの奥にある。
取り出す。
メモ帳を開く。
ペンを探す。
ここまでに少し時間がかかります。
ほんの数十秒です。
それでも、思いつきを残すための道具として考えると、この小さな手間が意外と重要です。
持ち歩くメモ環境を考えるなら、
携帯できることと、すぐ使えることは別
と考えた方がいいでしょう。
必要なときに自然に取り出せる。
すぐ書ける。
そして、すぐ戻せる。
この一連の動作が簡単なほど、メモを取る習慣は続きやすくなります。
持ち歩くメモに必要な5つの条件
1.邪魔にならない
毎日持ち歩くものなので、大きすぎると次第に持たなくなります。
バッグ。
ジャケット。
仕事用の鞄。
普段の持ち物の中に自然に入ることが大切です。
2.すぐ書ける
思いついたら、できるだけ少ない動作で書ける。
これはアイデアを残すメモでは重要です。
準備が必要な道具ほど、
「あとでいいか」
となりやすくなります。
3.紙を気兼ねなく使える
高価なノートほど、少し丁寧に使いたくなります。
でもアイデアの段階では、失敗してもいい。
書き殴ってもいい。
必要がなくなれば捨ててもいい。
紙を惜しまないことも、メモのしやすさにつながります。
4.図や矢印を自由に描ける
アイデアは文章だけとは限りません。
位置関係。
大きさ。
順番。
つながり。
こうしたものは、文章より図で描いた方が早いことがあります。
そのため、ある程度自由に使える紙面があると便利です。
5.必要なら後から残せる
書いたメモすべてを保存する必要はありません。
でも、大切なものは残したい。
スマートフォンで撮影する。
スキャンする。
ファイルに入れる。
パソコンへ入力し直す。
メモは最終的な保存場所ではなく、
アイデアの入口
と考えてもいいでしょう。
小さなメモ帳と、大きな紙
携帯性だけを考えれば、小さなメモ帳は便利です。
ポケットにも入ります。
ただ、考えを広げたいときには紙面が足りなくなることがあります。
逆にA4用紙なら、広い。
図も描ける。
文章も書ける。
でも、そのままでは持ち歩きにくい。
つまり、
小さく持ち歩きたい。でも、書くときには広く使いたい。
この二つは、一見すると矛盾しています。
そこでA4用紙を「折って持ち歩く」という方法があります。
A4用紙なら、広げた瞬間に大きなメモになる
A4用紙の面白いところは、普段どこにでもある紙だということです。
特別なリフィルではありません。
会社にも、自宅にもあります。
折りたたんでいるときは小さい。
でも広げれば、A4サイズの紙になります。
単語だけ書いてもいい。
大きな図を描いてもいい。
一枚全部を使って、頭の中にあることを書き出してもいい。
携帯するときは小さく、考えるときは大きく。
A4用紙は、この使い分けができます。
一枚使い切ったら、新しい紙に替える
製本されたノートでは、ページが続いていきます。
A4用紙なら一枚ずつ独立しています。
今日のアイデア。
明日の仕事。
打ち合わせ。
旅行の予定。
必要なら、それぞれ別の紙にできます。
使い終わったら、
残す。
撮影する。
ファイルする。
捨てる。
自分で決められます。
紙を管理するためにメモを取るのではなく、
考えるために紙を使う。
そんな使い方です。
A4用紙を持ち歩くためのA4 Memo Wallet
MARIO DEL MAREのA4 Memo Walletは、身近にあるA4用紙を折りたたみ、メモとして携帯するために考えられたプロダクトです。
専用のメモ用紙を使うのではありません。
普段使っているA4用紙を使います。
思いついたら書く。
必要なら広げる。
使い終わったら紙を交換する。
メモ帳そのものを持ち歩くのではなく、
「書ける環境」を持ち歩く。
A4 Memo Walletには、そんな考え方があります。
アイデアを生み出す道具ではない
もちろん、良いメモ帳を持ったからといって、良いアイデアが生まれるわけではありません。
A4用紙に変えたから、発想力が上がるわけでもありません。
道具ができるのは、
思いついたものを逃さないようにすること。
それくらいです。
でも、一日に何度か浮かぶ小さな思いつきを残していくと、その中の一つが仕事につながることがあります。
別々に書いた二つのメモが、後からつながることもあります。
だから、思いついた瞬間に書いておく。
いいアイデアほど、意外な場所で思いつく
机に向かって、
「何かいいアイデアを出そう」
と考えても、何も出てこない。
ところが仕事から帰る途中で、突然思いつく。
そんなことがあります。
だからメモを取る場所を、机の上だけに限定しない。
仕事場でも。
移動中でも。
旅先でも。
休日でも。
必要なのは、大きなノートではなく、
思いついたときに書ける紙が手元にあること。
それだけでも、残せるアイデアは増えていきます。
「持ち歩くメモ環境」という考え方
メモ帳を選ぶ。
ペンを選ぶ。
それぞれを単体で考える方法もあります。
でも、毎日使うなら、
どこに入れるのか。
どう取り出すのか。
どのくらいの大きさで書きたいのか。
書いた後どうするのか。
そこまで含めて考える。
つまり、メモ帳ではなく、
自分の「メモ環境」をつくる。
その方が、自分に合った方法が見つかることがあります。
アイデアは、いつ出てくるか分かりません。
だからこそ、出てきた瞬間だけは逃さない。
そのための小さな準備を、普段から持ち歩いておく。
紙のメモには、今でもそんな役割があります。
A4 Memo Walletについて
A4 Memo Walletは、A4用紙を折りたたんでコンパクトに携帯し、必要なときには広げて自由に書くために考えられたMARIO DEL MAREのプロダクトです。
専用の紙ではなく、身近にあるA4用紙を使う。
メモ帳を持ち歩くというより、
思いついた瞬間に書ける環境を持ち歩く。
アイデアを紙に残すことが多い人に、こんな方法もあります。